赤ぶとのおでんと器

utuwa

体の芯から冷えるこの季節には温かいおでんはみんなに喜ばれます。

おでんには、大根、こんにゃく、しらたきいりの茶巾油揚げ、卵などを入れますが、私は愛知県三河湾で獲れる「赤ぶと」という魚のつみれをよくこの中に加えます。赤ぶとは小さな魚ですが、白身魚と青魚の間のような味で、この魚をすり身にしてにんじんと青ねぎ、卵を入れてよく混ぜ、好みの形にしてなたね油であげたものをおでんの種とします。このつみれからはとても良い味が出て、だし汁に深みがでます。

何とも素朴な味に思わず笑みが溢れます。そしてひと手間かけて作った料理を今まで集めてきた大切な器に盛りつけると本当に嬉しくなってきます!日本には多くの窯がありそれぞれに特徴があり楽しいものです。私は器に出会った時、料理を思い浮かべます。この器にあの料理を盛りたいなぁ、この器に合う料理を作りたいなぁ…というように次々と生まれてきます。料理により器が活かされ、器によって料理がより一層美味しくなると思います。今まで集めてきた大好きな器に心を込めて丁寧に作った料理を盛り、家族や友人と共に食べる時の幸せな気持を大切にして、料理を作り続けたいと思っています。